暑い日が続いています

 ここ北東北はあいまいなまま梅雨が明けて、夏本番を迎えました。COVID-19のため夏の甲子園も、また当地の花輪ばやしも、暑い夏を彩る行事はすべて中止になりました。しかし報道では連日「命にかかわる危険な暑さ」が連呼されており、東京では熱中症による死亡者が100人を超えてしまいました。梅雨入り前の長期予報では残暑厳しいことも報じられており、9月に入ったからといっても、まだまだ油断はなりません。皆さん、くれぐれもお体ご自愛ください。

 暑さのためもあるのでしょうか?例年以上にクマが里に降りてきて、スイカだのトウモロコシだの、食い散らかしているようです。クリニック周囲にはこのような作物の畑はないのですが、それでも周囲1Km以内のところに、たびたび現れています。いささか国道沿いの当院には来ることはりませんが、先月かわいい「居候さん」が当院にやってきました。職員玄関に面したひさしの下に、ツバメが巣作りしたのです。どうも秋田県内では6月頃に巣作りするケースが多いようで、8月竣工というのは遅すぎるのでは?とも案じていましたが、抱卵の末、先月中旬には3羽の雛も見ることができました。ネットで調べてみますと、ツバメの巣作りに関する言い伝えがいろいろあります。「ツバメが巣をかける家は子宝に恵まれる」「ツバメが巣を作る家は病人が出ない」などありますが、産婦人科クリニックとしてはどうなんでしょう?今のところ院長の自家用車が若干の糞害に見舞われている程度ですので、好意的にとらえたくなってしまいます。

 さて、コロナ禍の中の生活支援という名目で特別定額給付金が行われましたが、皆さんは受け取られましたか?多くの市町村では8月末までが締め切りだったということですので、受け取られていない方は速やかに問い合わせされてください。この給付金の受け取りに際し、マイナンバーカードによるオンライン申請が可能となっていました(ただ開始後のトラブルのため、途中で取り扱いを中止した市町村もありました)。皆さまの中にもこの給付金の知らせを契機にマイナンバーカードを申請された方もいらっしゃるのではないでしょうか?また給付金が終わってもマイナンバーカードとキャッシュレス決済と紐づけして、マイナポイントとして還元されるキャンペーンも行われております(ただしキャンペーンに係る予算がなくなった時点で終了とのことです)。このように国としてはマイナンバーカードの所持率を上げて、日々の生活に浸透させたい目的がありそうです。

 その一つの施策として、医療機関や薬局の受付でマイナンバーカードの使用が来年3月から始まります。今までは医療機関を受診する際、健康保険証を持参して、かかった医療費の3割を患者さんから、7割を加入している保険より確認の上支払いを受けるシステムになっています。しかし来年3月からはマイナンバーカードにより加入している保険証情報がオンラインで確認できることになるため、端的に申せば「マイナンバーカードが健康保険証として利用できる」ことになります(医療機関ではマイナンバーを利用するのではなく、カードのICチップから情報を読み取ります)。

 さらに受診された方の保険証情報に加え、特定健診のデータや薬剤情報もオンラインで閲覧できることができるようになり、重複した検査や投薬を避けることが今まで以上にできるようになります(閲覧は有資格者のみで、薬剤情報の閲覧は来年10月から)。これらの情報がマイナンバーカード1枚で得られるので、大規模災害被災時においても、最低限の医療情報を速やかに得るメリットがあります。また受診される方においても、限度額認定証の申請も不要になるメリットもあります。

 いちいち医療機関にかかるたびに、「検診はいつ受けたか?」「どんな薬を飲んでいるのか?」とか毎度毎度尋ねられるのにうんざりしている方も多いと思います。伺う私たちも少々心苦しいところもありますが、でも診療上必要な情報ですので伺わないわけにはいきません。最低限の情報がマイナンバーカードにより得られるのであれば、診療もスムーズに進むことが期待できます。しかしプラスチックのカード1枚に膨大な個人情報が集積されますので、その取扱いについては私たちもまた皆さまも最大の注意を払わなければいけません(2020.9.1)。


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院長のcapricciosa(気まぐれ)